この記事に書いてあること
イギリス発のメンズコスメブランド「WAR PAINT.(ウォーペイント)が昨年2021年に日本初上陸しました。
日本やイギリスばかりでなく世界中で男性コスメの価値観は変わってきており今後ますます需要が高まってくると言われています。
そのアイコニック的存在になりつつある WAR PAINTの世界初、現時点では唯一のフラッグシップショップ ロンドンを訪問したので、現地でのトレンドや商品について紹介していこうと思います。
WAR PAINT. (ウォーペイント)とは
イギリス発 WAR PAINT.(ウォーペイント)は、「自信を与える、男のメイク」をコンセプトに男性の整え肌をサポートする、男性に寄り添ったメンズコスメブランドです。
創設者のダニー・グレイは幼少期から容姿が理由でさまざまなイジメを受けてきました。のちに身体醜形障害であると診断され、さらに思春期になるとニキビができ、容姿に自信を持てず苦しい日々を送っていました。
そんな時に彼を救ったのは姉から借りた一本のコンシーラー。メイクで肌が劇的変わることに衝撃を受け、メイクによって自信を得られることに気付きます。
ダニーは「見た目に自信が持てない」等自分と同じ悩みを抱えている男性はきっといるはずだと、男性が手に取りやすい男性のためのコスメブランドを目指し、2018年 WAR PAINT.(ウォーペイント)は誕生しました。
日本での取扱い
日本には2021年に初上陸し、WAR PAINTオフィシャルオンラインストア、または全国のロフト及び一部の東急ハンズにて販売しています。
WAR PAINT. フラッグシップショップがロンドンにOPEN
カーナビー通りはオックスフォード・サーカスのすぐそば、ソーホー地区の真ん中にある歩行者天国です。1960年代 ロンドンのファッションと音楽の中心地となっていて、ローリング ストーンズやザ フーなどが買い物やパフォーマンスに度々訪れファンとともに流行の最先端となっていました。現在も140 店舗以上ものブランド ショップやブティック、レストラン、パブなどが建ち並び、世界的にも有名で観光客も多く魅了するロンドンのホットスポットです。
WAR PAINTのショップはそのカーナビーストリートのど真ん中に2021年7月にオープンしました。
今回はそのロンドンのフラッグシップショップに訪問し担当者に店内ツアー、インタビューそして製品ラインナップを実際に試してきたのでレビューしていきたいと思います。
Tomorrow we'll be opening the doors to the brand new War Paint store: the world's first ever #mensmakeup store on London's iconic #CarnabyStreet.
Follow us on Instagram to get the full tour of what's inside tomorrow at 12:30: https://t.co/QWuuxhMKJP pic.twitter.com/yCt9oiaiSG
— War Paint (@warpaintformen) July 22, 2021
ショップがあるカーナビーストリート。
メインストリートのほぼ真ん中にWAR PAINTのショップはあります。
WAR PAINT ロンドンショップ
今回の訪問中お付き合いしてくれたのはオープン時からショップで働いているナタリーさん。
彼女に店内の紹介、顧客層や商品説明までしてもらいました。
ショップ内の様子
WAR PAINTショップの世界初オープンということもあって、デザインから家具一つ一つまで、ダニーはインテリアデザイナーのVyne Interiorsと綿密な打ち合わせを重ね創り上げていきました。
ショップに入るとすぐにカウンセリングデスクがあり、肌の悩み、改善したいところを相談し実際に製品を試すことができます。
リラックスした雰囲気の店内インテリア。
店内には全ての商品ラインナップが揃っており、全て試すことができます。
ショップではダニーによる男性のためのメイクアップ ガイドブックも取扱っています。
ショップ奥にはバーバー(理容室)も併設していて、メンズ美容のトータルサポートができるようになっています。
また、このバーバーはメンタルヘルスをサポートするThe Lions Barber Collectiveとコラボをしており、利益はサポートチャリティーに寄付されます。
WAR PAINT. イギリス現地でのユーザー層
ショップに来店するユーザー層や解決したい悩みはさまざまで10代の学生から60代の経営者まで幅広いとのこと。
最近ではズーム会議の浸透でカメラ写りを良くしたいビジネスマンも増えているため、特に30-40代男性に需要が高いよう。
よくある悩みや目的用途は、、、
- シミ、そばかす、目のクマを目立たなくしたい
- ニキビ跡や青ヒゲが気になる
- ズームビデオなどカメラ映りを良くしたい
- フォーマルなミーティングやイベントへの参加のため
- パーティーやナイトライフのため
- メイクをしていることを気づかれなくない
WAR PAINT. 製品の特徴
- 男性ユーザーの肌質をベースに製品開発されている
- 植物由来の成分のみ使用している
- 原料から工程まで全てヴィーガン仕様
- 男性らしいマットブラックを基調とした製品、パッケージデザイン
- メイドイン UK
商品ラインナップ
基本的に下記の通り 下地 >> 補正 >> 仕上げ の順番で使用していきますが、全ての工程を行う必要はなく、BBクリームやコンシーラーのみ使用のユーザーや、テカリ防止目的でフィニッシングパウダー、または下地プライマーのみのユーザーもいるので目的や場面によって自由に組み合わせて楽しむことができます。
Step 1 – 下地
プライマー
毛穴やニキビ跡などの肌の凹凸を滑らかに整える下地。素肌の上に薄い膜を作ることで、皮脂による化粧崩れやテカリを防止し、メイクを長時間キープします。アロエベラ配合の高い保湿力で無色透明、どんなベースメイクとも組み合わせが可能です。
Step 2 – 補正
BBクリーム
バレないメイクの第一歩。スキンケアをしながら、くすみや赤みなどの肌全体の色ムラを、ナチュラルにカバー。メイクが初めての方でも気軽に使える一本です。
ファンデーション
くすみや赤みなどの肌全体の色ムラをしっかりカバー。高いカバー力を求める方には、こちらをおすすめします。
コンシーラー
クマ、シミ、毛穴、ニキビ跡、青ひげなど、部分的な肌悩みを、ピンポイントでカバー。ガラス容器タイプとペンタイプから選べます。
Step 3 – 仕上げ
フィニッシングパウダー
汗やベタつきを吸収し、テカリを抑えてサラサラとした肌に導く、仕上げ用フェイスパウダー。素肌にも、メイク後の肌にも使用可能。
ブロンザー
自然な日焼け肌を作り、健康的な印象を与えるフェイスパウダー。イギリスでは冬場の日照時間が短い為、健康的な肌作りは重要。しかし日本人はそこまで必要性は感じないかもしれませんね。
アイブロー&ビアードジェル
眉・ひげ専用スタイリングジェル。眉やひげの毛流れを整えて、やわらかい自然な仕上がりを一日中キープします。
Tools メイク道具
フェイススポンジ
肌に密着ムラなく均一に仕上げるメイクアップスポンジ。丸みのある面と平らな面はメイクの密着度を高め、頬や額などの広い部分を塗るのに最適です。
フェイスフィットブラシ
絶妙フィットのメイクブラシ。BBクリームやファンデーションなどのリキッドと、パウダーの双方に使用可能。顔の凹凸にフィットし、メイクが初めての方でも簡単に扱うことができます。
メタル パウダーブラシ
パウダー専用メイクアップブラシ。丸型のブラシ形状で、パウダーをムラなく自然に仕上げます。重厚感もあり自立する形状なので衛生的に保管できます。
WAR PAINT. ロンドンショップ おすすめ
前述の通り、下地から全てつけていく必要はなく、悩みや目的、場面によって必要な物を使用していくことで問題ありません。
しかし、やはり初めてWAR PAINT を試される方はどれを買えば良いのか悩んでしまうものです。
そこで日本のオフィシャルオンラインストアでも購入できる 「セット商品」+α 必要なものをロンドンショップでもオススメしています。
スターターセット
初めてのメンズメイクに
【セット内容】
- BBクリーム
- フェイスフィットブラシ
デイリーセット
普段使いに最適、毎日の男の身だしなみに
【セット内容】
- BBクリーム
- コンシーラー
- フェイスフィットスポンジ
コンプリートセット
メンズコスメはこれで完璧
【セット内容】
- プライマー
- BBクリーム
- ファンデーション
- コンシーラー
- フィニッシングパウダー
- ブロンザー
- フェイスフィットスポンジ
- フェイスフィットブラシ
- メタルパウダーブラシ
ちなみに私はデイリーセットに+α でプライマーやフィニッシングパウダー、メタルパウダーブラシ等をつけたのでほぼコンプリートセットですね。笑
心配だったのか使う順番などを箱に書いてくれました。ありがとうナタリー!
WAR PAINT. を使用した感想
一般的な女性化粧品販売と大きく異なるのが、WAR PAINT ショップでは店員がお客さんの顔に塗っていくのではなく、基本的には自身で塗ってもらうようにしているとのこと。
これは男性客は化粧品の扱いに慣れていないことが多く、家に帰っても自分でメイク可能なように練習の場としての役割も意識していることからのよう。
ショップで商品説明を受けながら、実際に一つ一つ自分でつけてみました。
メイク後、ナタリーから「どう思う?」「気分は?」と聞かれました。
正直な感想として出てきたのが、「メイクに慣れていないし、比較対象もないので化粧品としての良し悪しは正直わからない」「でも、見た目は間違いなく良くなった!朝起きてこのままだったらいいのに」と。
ナタリー 「それ!」「女性も皆そう思っているし、メイクをすると自信がつくのよ」
確かにその日はショップを出た後も必要以上に寄り道をしたい気分になっていたし、実際予定よりずっと遅くまで外出していました。笑
もしかしたら女性用化粧品でも同じような効果が得られるかもしれませんが、流石に女性用を買って使用する気にはなりません。。
しかしWAR PAINTならパッケージや見た目がかっこいいので、洗面台でも映えるし、自然に持ち歩くこともできます。
今後、いざという勝負時には特に心強い味方になってくれるように感じています!
おわりに
今回は2021年に日本初上陸したイギリス発メンズコスメブランド WAR PAINTの世界初のフラッグシップショップを訪問し、製品紹介を行いました。
イギリスでもメンズコスメの需要は年々増加しており、そのパイオニア的存在として今後も男性に自信を与え続けていくであろうWAR PAINT。
次回はそれぞれの製品について実際に継続使用をした上で、詳細レビューを書いていこうと思います。